2022.08.13ブログ
左近の桜 右近の橘
皆様こんばんは。いつもTHE KASUGAブログをご覧いただきありがとうございます。
今日は桑名も台風が通る予定でしたが、朝方ぱらぱらしただけで穏やかな天候でした。
さて、今日は春日神社にも植えられている《左近の桜 右近の橘》についてお話させていただきます。
皆様が一番イメージしやすいのは雛飾りだと思います。「お内裏(だいり)様の横には橘」「お雛様の横には桜」が飾ってあります。
そもそも内裏(だいり)とは天皇の区域の名称と言われております。その中には紫宸殿(ししんでん)という場所が在り、天皇と皇后が結婚の儀をした場所でもあります。この紫宸殿の前庭に植えられていたのが桜と橘です。左近と右近とは左近衛府・右近衛府の略称で、紫宸殿の東方に左近、西方に右近が陣をしき、ちょうどその陣頭に植えられていたのが由来とされています。960年の内裏焼失後、内裏新造の際に重明親王の家の桜を植えたものであり、橘はそこに住んでいた橘大夫という方の家に植えられていたものです。
明治天皇もお立ち寄りいただいた当神社もそれにならい、拝殿前に植えられております。
ご参拝の際は、是非ご覧になってみてください。
《ずっと在り続ける場所》
《大切な家族と紡ぐ時間》
-伊勢神宮へ続く 桑名はじまりの神社-
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